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なし

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6/12 幼馴染「ボクがキミの事を好きだと言ったら」 ボクっ娘に追加
6/6 「ボクがボクって言う理由?」 ボクっ娘に追加
2017
2/20  あきつ丸「提督殿の、おタバコは甘い香りがしますな」 二次創作に追加
1/13  女「私は好きだよ、アンタの事」 百合物に追加
1/10  この世の果てへと至る旅路 一般に追加
12/22 姉「私の義妹」妹「私のお姉ちゃん」 百合物に追加
11/11 男「変な奴に懐かれた」少女「変な奴とは失礼な」 一般に追加
11/3 友「先輩と付き合ってるって言ってなかったっけ?」女「……うん」  一般に追加

≪目次≫ ジャンル毎に下に行くほど古い気がする

ボクっ娘

幼馴染「ボクがキミの事を好きって言ったら」
このタイプのボクっ娘書くことが多い気がする

ボクがボクって言う理由?
ボクっ娘……いいよね

一般

この世の果てへと至る旅路
地の文あり 昔の感性を思い出しながら書いた、つもり

男「変な奴に懐かれた」少女「変な奴とは失礼な」
タイトル締めを久々にやろうと思ったけどイマイチだった

友「先輩と付き合ってるって言ってなかったっけ?」女「……うん」
三角関係みたいなのが書きたかったけど結局短くまとめてしまった作品 

ネクロくんとマンサちゃん
まったく読んでもらえなかったけど気に入ってる一作 いつか続き書きたい

猫耳パーカーとフーセンガム
初期よりだいぶ短いもの書くのが増えた

あの日までボクは、普通だった
地の分入れだしたあたりの作品

後輩「あ、先輩。今日もお疲れ様です」
これもかなり初期の物 

勇者「その武器重くねぇの?」
二作目にしてもっとも長い作品 支援絵とか貰えた記憶が

女「病んでしまいました」
処女作 今見ると結構恥ずかしい

百合物

女「私は好きだよ、アンタの事」
百合物復帰作 短い、内容ない、ないないづくし

姉「私の義妹」妹「私のお姉ちゃん」
初の姉妹百合 久々に地の分を書いたので出来上がりが心配な一作

後輩「先輩、そろそろ寝ませんか?」先輩「えー?まだ早いよ」
百合って養われてる系あまりないな……と思って書いた作品 自分があまり知らないだけかな?

保健医「初恋の相談?」女生徒「……はい」
二つの視点を並行させたらなにさせたいのか分からなくなった作品

後輩「先輩、アメ食べます?アメ」先輩「んー……」
これも先輩後輩物 あんま百合百合してなかったせいか不評

後輩「先輩、タバコやめてください」先輩「えー」
百合物は年上×年下しか書いてない

先輩「うぉー、あっちぃ……」後輩「先輩、みっともないです」
スピキュール


二次創作

あきつ丸「提督殿のおタバコは甘い香りがしますな」
あきつ丸の声もうちょいハスキーなほうがいいと思うのは私だけ?

飛行甲板と恋心
現行スレでほんとにまったく反応がなかった初めての作品 最上

うちの提督はタバコがお好き
ボクっ娘艦が大好きなので時雨で一作

安価スレ
多くてまとめるのが大変なのでシリーズ名だけ

ボクっ娘とあそぼ!シリーズ

晴れのち雨、時々○○シリーズ
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幼馴染「ボクがキミの事を好きだと言ったら」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 00:41:07.15 ID:3L/hvZCPo

幼馴染「キミはなんて答える?」

男「……は?」

幼馴染「聞こえなかった?もう一度言おうか」

男「いや、大丈夫だ」

幼馴染「そう?」

男「……」

幼馴染「……じー」

男「例え話、だよな」

幼馴染「そう言ってるじゃないか」





3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 00:51:11.73 ID:3L/hvZCPo

男「……んー」

幼馴染「……んー?」

男「……少し考えさせてくれ」

幼馴染「えー」

男「えーってなんだ、えーって」

幼馴染「例え話なのに?」

男「例え話でもだ」

幼馴染「……そっかそっか」

男「何なんだ、急に」

幼馴染「いつもの気まぐれ。って言ったら、怒る?」

男「……怒りはせんが」

幼馴染「では、ご検討よろしく」

男「……」



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 01:27:43.37 ID:3L/hvZCPo

男「……はぁ」

男(いつもの調子で考えるなら、ただからかっているだけなんだろうが)

男(今までのからかい方とは少し趣が違う気がしてならない)

男(俺の思い過ごしか……?)

男(……あいつが俺を、好き)

男(俺は、あいつを……?)

「……おい」

男「……?」

「授業中によそ見とは、いい度胸だな」

男「あ……」

「今日の課題、楽しみにしておけ」

男「たはは……」

幼馴染「……」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 01:35:00.45 ID:3L/hvZCPo

男(なんだ、このプリントの枚数は……)

男「ほんとに容赦ないな、全く……」

幼馴染「ご愁傷様」

男「……こりゃどうも」

男(ったく、誰のせいだと……)

幼馴染「ったく、誰のせいだと……」

男「……!?」

幼馴染「とか、思ってる?」

男「……いや、んなこたない」

幼馴染「……ふふ」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 01:43:51.72 ID:3L/hvZCPo

幼馴染「ウ、ソ、つ、き」

男「……失礼な」

幼馴染「僭越ながら言わせていただくと」

男「?」

幼馴染「キミはウソを付いてるとき、丸わかりなんだ。知らなかった?」

男「なんだと?」

幼馴染「クスクス……」

男「おい、待て。どうやって丸わかりなんだ?教えろ」

幼馴染「教えたら直しちゃうだろ?」

男「……むむ」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 01:45:19.89 ID:3L/hvZCPo

幼馴染「課題、ボクも手伝ってあげるから」

男「本当か?」

幼馴染「あくまでも手伝いだからね?」

男「分かってる分かってる」

幼馴染「ほんとかなぁ……」

男(そもそも、元はと言えば……)

幼馴染「キミはボクがいないとダメだなぁ」

男(……なんて言ったら、どうせまたからかわれるだけか)

幼馴染「ん?」

男「いや、なんでもない」

幼馴染「なんだよ、気になるなー」



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 19:21:26.62 ID:jRE5FsaWo

男(どうせまたからかわれただけだろうしな……)

幼馴染「こら、無視するなー」


男「……ここ、分かるか?」

幼馴染「んと……そこはこの公式を使うんだよ」

男「ん、さんきゅ」

幼馴染「どういたしまして」

男「ちなみにこっちは……あてっ」

幼馴染「こーら。これじゃボクが全部やってるのと変わらんじゃないか」

男「分からん物は仕方あるまい」

幼馴染「授業をちゃんと聞いていれば、そう難しい内容でもないと思うけどね」

男「少なくとも今日はちゃんと聞けてなかったしな」

幼馴染「……全くもう」



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 19:27:59.33 ID:jRE5FsaWo

男「……ふぅ」

幼馴染「とりあえず、一段落かな?」

男「あー、疲れた」

幼馴染「半分以上ボクがやったような……?」

男「……はいはい、今すぐ飲み物をご用意しますよ。お嬢様」

幼馴染「うむ、苦しゅうない」


男「おまたせ」

幼馴染「おや?デザートまでセットだなんて、キミにしては気が利くね」

男「持たせられただけだがな」

幼馴染「なるほど、合点がいった。後でお礼を言わなきゃ」



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 19:31:20.70 ID:jRE5FsaWo

男「それで、どっちがいい?」

幼馴染「キミは?」

男「俺は甘いものに特に拘りなんてないからな……そっちが選んでくれ」

幼馴染「んー、それじゃこっちにしようかな」

男「随分渋い趣味だな」

幼馴染「おいしいもの、抹茶……あむ」

男「まぁ、そこには同意だな」

幼馴染「キミはそっちで大丈夫?」

男「だから、特に拘りはないから大丈夫だって……んぐ」

幼馴染「……むぅ」



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 19:40:03.42 ID:jRE5FsaWo

男「む?」

幼馴染「食べ比べてみれば、拘りがうまれるかもしれない」

男「いや、別に俺は……」

幼馴染「つべこべ言わない」

男(そう言う事じゃなくて……)

幼馴染「ほら、あーん」

男「……」

幼馴染「……じとー」

男「……あーん」



20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/12(日) 19:43:02.74 ID:jRE5FsaWo

幼馴染「どう?比べて」

男「……確かに、俺もこっちの方が好き、だな」

幼馴染「ふむふむ、なるほど」

男「これっていわゆる……)

幼馴染「それじゃ、ボクもそっちを一口……ぱく」

男(間接キス……いや、間接間接キス……?)

幼馴染「……ぺろり」

男「どうだ?」

幼馴染「やっぱり抹茶が捨てがたいなぁ」

男「左様ですか」

幼馴染「もぐもぐ……」

男(気にしてるのは俺だけ、か?)



26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/22(水) 15:34:36.78 ID:1EbSvoJTo

幼馴染「おっと、もうこんな時間だ」

男「ん、ほんとだな」

幼馴染「それじゃ、また明日」

男「おう、ありがとな。助かったよ」

幼馴染「なぁに、別の問題に気を取られて欲しくなかっただけさ」

男「……?」

幼馴染「焦らされるのは好きじゃないから。数日以内にお願いね」

男「お、おう……」

幼馴染「あ、ケーキありがとうございました」

「あら、泊まっていかないの?」

幼馴染「はい、泊まりはまた次の機会にでも」

「残念だわぁ」

男「ほら、さっさと帰れ」

幼馴染「ふふ、じゃあね」


「酷い言いぐさねぇ」

男「……うっさいな」

「顔、赤いわよ」

男「――っ」

「あらもう、青春ねぇ」



27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/22(水) 15:56:44.75 ID:1EbSvoJTo

男「……」

幼馴染「おはよ」

男「……ん、はよ」

幼馴染「凄い顔」

男「……ああ、知ってる」

男(ほとんど眠れなかったからな……)

幼馴染「……迷惑だった?」

男「何が」

幼馴染「ボクの質問」

男「……今更すぎないか」

幼馴染「ゴメン、そこまで悩ませるつもりはなかったんだけれど」

男「謝るこたねぇよ」

男「俺もここまで悩むとは思ってなかった」

幼馴染「……そっか」



28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/22(水) 16:10:43.36 ID:1EbSvoJTo

男「ちなみに」

幼馴染「ん?」

男「好きってのは、友達として……とかって意味だったりするのか」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「のーこめんとで」

男「は?」

幼馴染「おっと、急がないと遅刻しちゃうなぁ」

男「まだそんな時間じゃないだろ……あ、おい。待てっ」



29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/22(水) 16:24:30.66 ID:1EbSvoJTo

幼馴染「とうちゃーく」

男(大分早く着いちまったな)

幼馴染「ふー、いい汗かいた」

男(相も変わらずマイペースなやつ……)

幼馴染「ほい」

男「ぬ」

幼馴染「タオル、使う?」

男(また、そういう事を……)

幼馴染「……ん?」

男(しばらく見ないうちに、随分とたわわに……)



33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 15:09:22.76 ID:isxb4O8Qo

幼馴染「……じろーり」

男「……はっ」

幼馴染「……」

男「いや、違うぞ。これはだな……」

幼馴染「目が怖いぞ?スケベ」

男「ぐあっ」

幼馴染「……まぁ、キミにならそういう目で見られても、悪い気はしないけれど」

男「……なぁ」

幼馴染「はい、なんでしょう」



34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 15:21:38.91 ID:isxb4O8Qo

男「例えの話、なのだが」

幼馴染「うんうん」

男「俺もお前の事が好きだ、と答えたら」

幼馴染「……」

男「お前はなんて答える?」

幼馴染「なんだか、どこかで聞いたような言葉だね」

男「そうか?珍しい事もあるもんだ」

幼馴染「……んー、そうだなぁ」

男「……ごくり」



35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 15:28:46.26 ID:isxb4O8Qo

幼馴染「ボクなら、一日待たせるような事はせず……」

男「せず?」

幼馴染「こうやって」

男「んぐっ!?」

幼馴染「ん……ぅ」

男「ぷはっ、あ」

幼馴染「……ぺろり」

男「な、あ……え……?」

幼馴染「ストレートに感情を表現すると思います」

男「……」

幼馴染「……」



36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 15:35:46.93 ID:isxb4O8Qo

男「これはズルいだろ……」

幼馴染「そうかなぁ?こうでもしないと、ちゃんと伝わってない気がしたから」

男「……たとえ話じゃなかったのか?」

幼馴染「ここまでやられて、まだそんな事を言ってるのかい」

男「いや、お前……」

幼馴染「嫌だった?」

男「……分かってて聞いてるだろ」

幼馴染「いや、内心ドキドキで心臓が飛び出しそうだよ」

男「ウソつけ」

幼馴染「ウソなもんか、確かめてみるかい?」



37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 16:27:47.57 ID:isxb4O8Qo

男「だから、そういう所が余裕そうに見えるんだっつの」

幼馴染「狼狽えるのはボクのキャラじゃないだろ?」

男「見てみたいけどな、俺は」

幼馴染「ボクは見せたくないの」

男「……なら」

幼馴染「ん」

男「……」

幼馴染「……んーっ」

男「――――」

幼馴染「ん、んーっ、んーっ!」



38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 16:29:43.20 ID:isxb4O8Qo

男「いて、いてててっ」

幼馴染「ぷはーっ……あ」

男「叩くこたないだろ」

幼馴染「真似るのが好きだね、キミも」

男「真似たわけじゃない。俺がしたかったんだ」

幼馴染「……ボクはそんなに長くやらなかったぞ」

男「そんなん、俺の勝手だろ」

幼馴染「……うー」

男「なるほど、確かに余裕たっぷりってわけでもなさそうだ」



39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 16:31:49.26 ID:isxb4O8Qo

幼馴染「……」

男「おい、こら。にじりよってくるな」

幼馴染「やられっぱなしも、性に合わないからね」

男「いや、誰かに見られたら……」

幼馴染「ボクは構いやしないさ」

男「負けず嫌いが……」

幼馴染「キミだって随分、余裕が出てきたじゃないか」

男「真似るのが好きなもんで」

幼馴染「ほら、キミも負けず嫌い」

男「……」

幼馴染「……」


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 16:31:49.26 ID:isxb4O8Qo

男「ちなみに」

幼馴染「うん」

男「たとえ話ではなく、好きと言ったら」

幼馴染「ボクも大好き、って答えますよ」

男「食い気味だな、おい」

幼馴染「読めてたもの」

男「こいつ……」

幼馴染「スキありっ」

男「むっ」


幼馴染「……ちぅ」


男「……頬」

幼馴染「続きはまた今度、ゆっくりとね」

男「……真っ赤になると、更に可愛いな」

幼馴染「う、うるさい」

男「その顔を見るのが好きだって言ったら……どうする?」

幼馴染「……ばか」

「ボクがボクって言う理由?」

「どうして、いきなりそんな事を?]

「いや、何となく……」

「……ふぅん」

「いつもお前が使っている言葉を借りるなら」

「借りるなら?」

「知的好奇心を満たすため……ってやつかな」

「ふむ、なるほどなるほど」

「……」

「そんな好奇心旺盛なキミに、こんな言葉を返すのは大変心苦しいのだけれど」

「ん」

「残念ながら、ボクも覚えていないんだ」

「……そうか」

「この言葉遣い、変?」

「なんだ、藪から棒に」

「なぁに、単なる知的好奇心さ」

「別段変に思ったことは無いが」

「そう?」

「あぁ、そんなつもりで聞いたわけじゃないしな」

「……そっか」

「なら安心して、使い続けさせてもらおうかな」

「……なんてことがあってね」

「へぇー」

「これはあれかな。彼がボクの事を気になってるって事でいいのかな」

「そーじゃないのー」

「……なんだか腑に落ちない返事だな」

「いや、ノロケ話聞かされたら大抵の奴はこうなるって」

「ノロケ話……なのかな?」

「私はそう感じたけど」

「ふむ……よく分からないや」

「ま、もう慣れたけどね」

「慣れるほどこんな話してたかな、ボク」

「なるほど、無自覚か」

「次からは気を付けることにするよ」

「嫌だったらもっと早く言ってるって」

「……なるほど、それもそうか」

「そんな事より」

「ん?」

「私もさっきの話、気になるなぁ」

「ん、と……?」

「あんたがボクって言う理由」

「あぁ、それか」

「……じー」

「さっきの話で答えは出てたと思うんだけど」

「いや、あれで納得するわけないでしょ」

「そうかなぁ?」

「なら、今日からボクって言うのやめてみたら?」

「なんでそうなるのさ」

「別にこだわる理由もないんでしょ?」

「そうだけど……急にやめたら、それはそれで変じゃないかな」

「……それはある、かも」

「だろう?」

「あー、なんかまた良いように言いくるめられてる気がする」

「なんか人聞き悪いなぁ」

「……うりうり」

「……困ったら胸を揉みだすのは、あまりよくないとボクは思うよ」

「また大きくなった?」

「……それも企業秘密」

「もう私より大きいんじゃないかな……んしょ、んしょ」

「知らないよ、そんな事……うりゃっ」

「いでっ」

「……だってよ」

「何がだ」

「また大きくなったとかなんとか」

「俺が知るか、ンな事」

「小さい頃からずっと一緒なんだろ?」

「……そう、だけど」

「なら、スリーサイズの一つや二つ」

「その理屈はおかしい」

「気にならないのか?」

「気にならない……わけじゃないが」

「だろ?」

「だからと言って、調べる方法もないだろうが」

「簡単だろ」

「どうやって?」

「なんな感じで」


「次やったら、手刀だけじゃ済まないよ」

「……くわばらくわばら」


「直接がばっと」

「アホか。チョップだけじゃ済まないのは勘弁だぞ」

「相手の事がもっと知りたいって言ってただろ、お前」

「そういう直接的な話じゃなくてだな……」

「あっそ」

「露骨に興味を失うな」

「お前なら大丈夫だと思うんだがな」

「んなわきゃあるか」

「やってみなきゃ分からんだろーが」

「……」

「痛い、痛い、無言でつねるのはヤメロッ」

「……」

「やめて、お願いしますっ」

「……」

「……ねぇ」

「ん、どうした」

「ボクの顔、何か付いてる?」

「いや、特には」

「そう?じーっと見てるから何か付いてるのかと」

「……そんなに見てたか、俺」

「釘付け、って言葉が実にしっくりくるくらいには」

「……ふむ」

(あいつが変な事言ったせいで、変に意識してしまってるのか)

「んー……」

「うぉっ、急になんだ」

「熱でもあるのかと思って」

「……手、冷たいんだな。お前」

「ボクにとってはこれが平熱だよ」

「……」

「それを差し引いても、熱い気がする」

(顔が、近い)

「……ダメだ、熱が移ってよくわかんなくなっちゃった」

「大丈夫だ、熱は無い」

「ほんとに?」

「ほんとだ」

「キミは昔から、変にやせ我慢するところがあるからね」

「そうだったか?」

「あくまでもボクの体感で、だけど」

「……当てにならんな」

「むー、失礼な」

「昔の記憶は曖昧になるもんだろ」

「まぁ、ね。そんなもんかな」

「今何か、含みのある感じじゃなかったか?」

「そう?普段通りだったと思うけど」

「それもそうか」

「……含ませなさすぎるのもどうかと、ボクは思うね」

「おっと、悪い」

「あぁ、実に気分を害したなぁ」

「むむ」

「甘い者でも食べない事には、治まらない気がするよ」

「……」

「……」

「駅前の方でも、通って帰るか」

「うん、そうしよう」

「……もぐ、もぐ」

「……はむはむ」

「うまいか?」

「んー……苺クリームを最初に考えた人は、天才だと思うね」

「そりゃよかった」

「そっちはどう?」

「……ただただ甘い」

「それじゃ、こっちも食べてみて

「……ん」

「ボクはそっちも食べてみよっと」

「むぐ……ん」

「はむはむはむ……」

「うん、おいしい」

「……ひたすら甘い」

「何食べても同じじゃないか」

「かもしれんな」

(正直、味がよく分からん……)

「こんなに美味しいのになぁ」

(こいつは、今の行動に何も思ってないのか?)

「……っと」

「ぬおっ」

「ぎゅぅーっ」

(や、柔らか……じゃ、なくて)

「お、おい。いきなりなんだ」

「なんだとはなんだ。赤信号からキミを守った恩人に、酷い言いぐさじゃないか」

「……あ」

(全く、気付かなかった

「……ほんとに大丈夫?」

「大丈夫だっての」

「あぁ、心配だなぁ」

「お前の家、向こうだろ」

「心配だって言ってるのが聞こえない?」

「大丈夫だって言ってるのも聞こえないか?」

「……むー

「……むむ」
2
「全く、こうなったらボクが折れるしかないじゃないか」

「悪いな、そうしてくれ」

「感謝して欲しいね」

「あぁ、分かった分かった」

「……それじゃ、また明日」

「おう、また明日」

「……はぁ」

(俺ばっかり意識して、バカみたいじゃねぇか」

「……帰ろ」


「……ふぅ」

(顔に出てなかった、よね)

「……ぺた、ぺた」

「うわ、まだ顔熱いや」

「なんだか、最近やたらとあいつにからかわれている気がする」

「ほう?その心は」

「こう、なんて言うか……スキンシップがやたら多いというか」

「え、なに?殴って欲しいって?」

「待て、なんでそうなる」

「いや……自慢してるとしか思えんのだが」

「からかわれていると言ったはずだが?」

「変わらんわ!」

「おっと、あぶねっ」

「揉んだのかっ!揉みしだいたのかっ!?」

「なんでそうなる……」

「スキンシップが増えたと聞きましたが」

「そのスキンシップの基準はどこから……」

「とか言いながら、本当はちょっとぐらい触った事あるんだろ?」

「……」

「……」

「……いや、ない」

「今の間はおかしいだろ」

「自分からは、ない」

「あるってことじゃねぇか、ごらぁ」

「ぐはっ」

「……」

「……」

「今の話、私気になります」

「どの話の事?」

「スキンシップがどうとかこうとか」

「……否定はしないけど」

「わお、大胆」

「自分がからかわれるのは勘弁願いたいな」

「覚悟の上でしょ?」

「まぁ、多少はね」

「なになに、当ててんのよ的な?」

「そんな所、かな。彼がどう思ってるかは分からないけれど」

「流石に全く効果なしってことは無いでしょ」

「どうかな、彼ニブチンだから」

「えー、だってさ」

「……ひんっ」

「これを押し付けたわけでしょ?」

「……次やったら、ただでは済まないと……」

「ひえっ」

「言ったはずだぞっ!」

「わ、わ、あっ」

「こちょこちょこちょ……」

「あひっ、あっ、ちょっ、らめっ……」

「うりゃうりゃっ」

「あんっ」

「……」

「……」

「なんだよ、その目」

「いや、別に……」

「ケンカ売ってんのかコラ」

「もしかしたら、キミのも大きくなるかもしれない」

「ひゃっ……く、くすぐったいって」

「たまには自分がされてみるのも悪くないもんだろ?」

「も、もうしないからなっ」

「……」

「……ぅ」

「もみもみ」

「ひゃめろってばぁっ」


「あれがスキンシップの一例です」

「バカを言え、バカを」

「バカって二回も……」

「こら、何をやってる。早く席に着かんか」


「あんたのせいで怒られたじゃんか」

「不可抗力ってやつだね」


(……あいつの感覚だと、あのぐらいのスキンシップが普通なんだろうか?)

「げっ、降り出してきた」

「予報だとくもり止まりだったんだがな」

「……」

「流石にそれをやったら、友達付き合い考え直させてもらうぞ」

「ま、まだ何も言ってないだろ」

「お前の家くらいまので距離なら、走れば済む話だろ」

「……ぐむむ」

「何やってんの、あんたら」

「見れば分かるだろ、立ち往生中だ」

「あ、そうだ。あんた、あの子が呼んでたわよ」

「ん?」

「いつもの場所、で伝わるって言ってたけど」

「あぁ、なるほど。ありがとう」

「どういたしまして」


「無視……完全に……」

「なに、あんた傘持ってきたないの?」

「見て分からんか」

「……入ってく?」

「へ?」

「……二度は言わない」

「あっ、入ります。入らさせていただきますっ」

「~♪」

「……よう」

「お、いらっしゃい」

「隣、いいか?」

「ダメ、って言ったら?」

「さて、どうしたもんかな」

「ふふ、冗談冗談」

「よっと」

「もう少し詰めなきゃ、キミの肩が濡れちゃうよ」

「ん、そうだな」

「こんなとこ、誰かに見られたらどうなるかな」

「今さらすぎんか?」

「……くす」

「まぁ、こんな日のこんな時間に、こんな所へ来る人なんていないだろうけど」

「お前と俺ぐらいなもんか」

「そゆこと」

(なんで雨の日に屋上に出るんだ?と)

「~♪」

(聞いても答えは帰って来なさそうだな)

「また何か、聞きたいことでもあるのかい?」

「お?」

「顔、分かりやすいんだもん。キミ」

「……出てたか」

「うん。質問内容まで丸々」

「なん……だと……」

「ただし、その答えはボク自身にも分かりません」

「……ずこっ」

「ただ、なんとくなく好きなんだ。ここで雨を眺めるの」

「なんとなく、か」

「キミは雨、好き?」

「……」

「……じー」

「……好き、だぞ」

「そっか、ならよかった」

「……」

「……」

(い、いかん。また顔が熱くなってきた)

「……む」

「ん、どうかした?」

「どうしたもこうしたも……顔が真っ赤だぞ」

「えっ」

「気付いてなかったのか」

「……全く、全然」

「お前の方こそ、風邪でも引いたか?」

「……」

「な、なんだその目は」

「……いや、ね」

「ここで『いや、別に』って言ってしまったら」

「きっとボク達はずっとこのままなんだろうなって」

「……どういう事だ?」

「どうやったらそこまで鈍感になれるのかなって、疑問に思ってたの」

「??」

「ボクの耳が赤い理由は実に単純でね」

「キミの『好き』って単語に、無意識に反応してしまった結果なのさ」

「へ……?」

「そう、分かってる。あれがただの質問への答えだって事くらい」

「お、おい」

「でも、仕方ないじゃないか。一度も好き、なんて言われた事ないんだから」

「あんな不意打ちみたいに言われたら、誰でも……」

「……」

「……ふぅ」

「言いたい放題言ってくれたな」

「うん、実にすっきりした」

「なら、次は俺の番だ」

「うん、何かな」

「お前のスキンシップは、思春期男子にしてみればいささか刺激的すぎる」

「そういうの、あまり気にしないと思ってた」

「んなわけあるか」

「もっと顔に出して、恥ずかしがってくれれば分かりやすいのに」

「なおの事、そんな事出来るか」

「……」

「……」

「……ふふ」

「……ぷっ、あはは」

「お互い様だったみたいだね」

「みたいだな」

「にしたって、鈍感すぎるよね。キミ」

「あんだけしてれば、普通気付くもんでしょ」

「それもお互い様だろ」

「こんな場所まで付き合うやつ、普通おらんぞ」

「そんなものかな?」

「そんなもんだろ……多分」

「にしても」

「ん」

「ボクは結構、勇気を振り絞ったほうなのだけれど……キミは随分余裕があるみたいだね」

「そう見えてるか」

「うん」

「その言葉、そっくりそのままお前に返すぞ」

「……お手を拝借」

「ん?」

「……もにゅ」

「おおっ」

(や、柔らかい……それ以外何も思い浮かばんっ)

「ドキドキ、してるでしょ?」

「……お、おう」

「ちゃんと、聞いてる?」

「……お、おう」

「ひぁ……っ」

(こんなに柔らかいものなのか……!)

「とあっ!」

「あでっ」

「な、何をしてるんだ。バカッ」

「俺も思春期男子だと言ったはずだが」

「だからって、いきなり……」

「どっちがいきなりだって話だ」

「ボクはただ、胸の鼓動をだな……」

「……っ」

「……俺だって負けてない自信はあるぞ」

「……ボクの方が、熱いよ」

「まだ言うか、このっ」

「そ、そんなに強く抱き締められたら、痛いよ」

「こうでもしないと、認めないだろお前は」

「こんな程度じゃ、認めないよ」

「ぐぬぬ」

「……このぐらいは」

「む、むぐっ」

「……んっ……ちゅ」

「……ぷぁ」

「しないと、ダメだね」

「……お、おま……」

「……ぺろり」

「あ……と、その」

「あ」

「あ?」

「雨、止んだね」

「……あぁ、止んだな」

「折角、相合傘で帰ろうと思ってたのに」

「別に、雨降ってなくても出来るだろそれは」

「……絵に描いたようなバカップルじゃないか」

「嫌か?」

「その質問、いぢわるだよ」

「何とでも言え」

「なぁ、そう言えば」

「ん、何かな」

「この前の質問、あれ本当に覚えてないのか?」

「やけに食い下がるね」

「小さい時の事、あまり覚えてないからな。知っておきたいんだ」

「……んー」


『キミ、一人なの?』

『……なんだよ』

『隣、いいかな』

『……女子何かと一緒にいられるか』

『……』『……』

『ボク、男の子だよ』

『嘘つけ』

『ホントだよ』

『勝手に隣座るな』

『よしよし』

『撫でるな』

『……ふふ』

『……笑うな』

「……くすくす」

「何笑ってんだ?」

「くすくす、秘密」

「秘密……ってことは、覚えてるんだな」

「おや、キミも学んだね」

「どっちなんだ、結局」

「さて、どっちだろうねぇ」

「ひた隠しにされると、なおのこと気になる」

「ふふ、そのうち教えてあげるよ。そのうちね」

「これ絶対教えてもらえないやつだ」

「てな事がありまして」

「……へぇ」

「とりあえず、一段落だよ」

「誰もが予想してた通りの結果だったわね」

「そうかなぁ。心臓バクバクだったんだけど」

「なんかあまり想像できないな、あんたのそんな姿」

「彼もそんな事言ってたな」

「ほらね」

「人の事なんだと思ってるのさ、全く」

「しかし、あんたが相合傘ねぇ」

「それもイメージと違う?」

「んー……どうだろ。そこはなんか、そこまで」

「ボクとしては、キミの相合傘の方が意外だったけれど」

「……ちょっと待て、なぜそれを」

「このクラスの人間なら、大方の人が知ってるんじゃないかな?」

「……あいつかっ」


「おい、こっちに来てるぞ」

「いやぁ、モテ男はつら……いぶっ!?」

「あんた、何を言いふらしてんのよ!何を!」

「ぼ、ぼうりょくはんたい……」

「問答無用っ!」

「……確かにモテ男は辛そうだな」

「笑ってないで助けてくれ!」

「こら、逃げるな!」

「ふふ、ああ見えて本当はまんざらでもないんだよ」

「そうなのか?」

「余計な事言うんじゃないっ!」

「おっと、これは火に油だったかな」

「こっちに矛先向いちまったか」

「あはは、逃げるよ」

「おい、いきなり手を引くなっ」

「こら、待てーっ!」


「……また放置プレイ?」

「いや、俺も行くぞ!待てーいっ!」

「あぁ、もう何が何やら」

「くすくす、こういうのも悪くないんじゃない?」

「まぁ、たまにはな」

「こらー、止まれーっ」

「まてまてーっ」

「このままじゃ、追いつかれるのも時間の問題か」

「……よっと」

「うわっ……っとと」

「暴れるなよ」

「その代わり、絶対落とさないでね」

「任せろ」

「よし、こっちも……」

「わ、わっ。やめろ、バカッ」

「よし、今のうちに……」

「……」

「……ん?」

「……ちうっ」

「っ!?」

「こういうのも、たまにはね」

「本当にたまにはか?」

「……」

「おい、答えろ」

「……ふふっ」

「だから、笑って誤魔化すのはやめろ」

「くすくす」

「だから、やめっ……」


「よし、こっちも」

「やったらぶっ飛ばす」

「……はい」

あきつ丸「提督殿のおタバコは甘い香りがしますな」

1 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 05:55:09.28 ID:TAVDjEYRo [1/19]
提督「……そうか?」

あきつ丸「はい。自分はあまりタバコに通じておりません故、他と比較は出来ませんが」

提督「……吸ってみるか?」

あきつ丸「へ?」

提督「興味、ありそうな口ぶりだ」

あきつ丸「まぁ……あるなしで言えば、ありますが」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455915309


2 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 05:59:01.01 ID:TAVDjEYRo [2/19]
提督「……ほれ」

あきつ丸「?」

提督「悪いな、最後の一本なんだ」

あきつ丸「そ、それは提督殿に悪いであります」

提督「いつも吸ってる味だ。今さら一本ぐらいで不平も言うまい」

あきつ丸「そ、そうではなく……」

提督「??」

3 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 06:10:28.08 ID:TAVDjEYRo [3/19]
提督「早くしないと、火が回る」

あきつ丸「あ……は、はいっ」

提督「ほら、ゆっくり吸ってみろ」

あきつ丸「……すぅー」

提督「あ、おい」


あきつ丸「~っ!」

提督「あちゃー」

あきつ丸「けほっ、けっほげっほ……っ」

提督「いきなり深く吸い過ぎだ」

あきつ丸「し、死ぬかと思ったであります……」

4 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 06:13:34.78 ID:TAVDjEYRo [4/19]
提督「あー、勿体ない」

あきつ丸「……あ」

提督「こんな風に、ゆっくり吸って……」

あきつ丸「……」

提督「ゆっくり、吐くんだ」


提督「なんだ、俺の顔に何か付いてるか?」

あきつ丸「あ、いえ……何でも、ないであります」

5 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 06:25:47.67 ID:TAVDjEYRo [5/19]
あきつ丸「……すぅー」

提督「あきつ丸」

あきつ丸「っ!」

あきつ丸「あわ、あわっ……わちゃちゃっ!?」

提督「……何をやってるんだ?」

あきつ丸「こ、これは……その」

提督「気に入ったのか?タバコ」

あきつ丸「まだなんとも……」

提督「……そうか」

6 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 06:30:53.76 ID:TAVDjEYRo [6/19]
提督「……ふー」

あきつ丸(……やはり自分で吸うより、吸ってるところを眺めている方が)

提督「ほれ」

あきつ丸「?」

提督「いや、じーっと見てるから」

あきつ丸「あ、あぁ……いただきます」


提督「……ふー」

あきつ丸「……ふ、ふぅー」

7 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 06:40:15.58 ID:TAVDjEYRo [7/19]
提督「あきつ丸」

あきつ丸「は、はいっ!なんでありましょうか」

提督「ムリして吸わなくてもいいんだぞ」

あきつ丸「そ、そんな事は……!」

提督「……ふぅー」

あきつ丸「……ムリしているつもりは、無かったのですありますが」

提督「気分が乗らない時は、断ってもいい」

あきつ丸「……了解、であります」

20 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 18:41:15.86 ID:TAVDjEYRo [9/19]
あきつ丸「あきつ丸、ただいま戻りました」

あきつ丸「……提督殿?」

あきつ丸(風呂、でありましょうか)

あきつ丸「……」

あきつ丸「提督殿の、上着……」

あきつ丸「くん、くん」

あきつ丸(なんだか、不思議な香り……)


提督「……」

あきつ丸「……はっ」

21 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:00:44.54 ID:TAVDjEYRo [10/19]
あきつ丸「こ、これは……その……」

提督殿「……やっぱり、臭うか?」

あきつ丸「へ?」

提督殿「出先で指摘されたものでな。お前も気になっていたのか?」

あきつ丸「んー……独特な香り、と言いますか。何と言いますか……」

提督殿「やっぱりそうか」

あきつ丸「じ、自分はっ」

提督殿「む」

あきつ丸「自分は嫌いじゃないであります、この香り」

22 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:15:29.25 ID:TAVDjEYRo [11/19]
提督「そう言ってくれるのは嬉しいが」

あきつ丸「……じー」

提督「やはり、ここは一度やめてみるべきだろうか」

あきつ丸「それが提督殿のご意思なら、自分はお手伝いします」

提督「感謝する」

あきつ丸(少し残念ではありますが……提督殿のお体の事も考えれば、正しい事でありましょう)

23 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:29:49.37 ID:TAVDjEYRo [12/19]
あきつ丸「提督殿、本営より入電が……」

提督「うむ、ご苦労」

あきつ丸「……あれ?」

提督「……ふぅー」

あきつ丸「提督殿、それ」

提督「む?」

あきつ丸「おやめになるのではなかったのですか」

提督「ん、ん」

あきつ丸(箱が変わっている……でありますね)

24 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:37:34.89 ID:TAVDjEYRo [13/19]
提督「技術は詳しくは知らないが、これは煙が少ないタバコらしい」

あきつ丸「……そうでありますか」

あきつ丸(心配して損した気分であります)

提督「それで、入電は?」

あきつ丸「あ、これであります。どうぞ」

あきつ丸(まぁ、提督殿がよいのならそれで……)

25 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:39:40.15 ID:TAVDjEYRo [14/19]
提督「吸ってみるか?」

あきつ丸「ん……では、一本だけ」

提督「しまった、また最後の一本だ」

あきつ丸「では、拝借」

提督「あっ」

あきつ丸「……すぅー」

提督「そうそう、上手だ」

あきつ丸(やっぱり、タバコ自体の良さはよく分からんでありますなぁ……)

26 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:45:13.63 ID:TAVDjEYRo [15/19]
提督「比べてみてどうだ?」

あきつ丸「うーん……」

あきつ丸(結局の所……)



あきつ丸「提督殿が吸っているタバコなら、何でもいいでありますねぇ」


提督「……」

あきつ丸「……あ」

あきつ丸(思わず口に……)

提督「……そうか」

あきつ丸「あの、提督殿。今のは何でもいいって言う投げやりな回答ではなく……」

27 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:50:18.97 ID:TAVDjEYRo [16/19]
あきつ丸「んむっ……」

あきつ丸「……ん、むっ……」

あきつ丸「ぷあっ……はっ」


提督「つまりは、こういう事でもいいと言う事か」

あきつ丸「……そ、それは」

提督「最後の一本が無くなって、口が寂しいな」

あきつ丸「ちょっと、ていとくど……」


あきつ丸「……んむぅっ」

28 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 19:59:03.91 ID:TAVDjEYRo [17/19]
提督「……ぷはー」

あきつ丸「結局元に戻したのでありますね」

提督「何でもいいらしいから」

あきつ丸「やめるのが一番よろしいのでは?」

提督「それが本音なら、やめるが」

あきつ丸「……意地悪でありますね、提督殿は」

提督「そうかな」


提督「……あ」

あきつ丸「?」

提督「しまった、最後の一本だ」

あきつ丸「い、いつもいつも。本当に最後の一本なのでありますか?」

提督「嘘付いてどうする」

あきつ丸「だ、だって……」

29 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/02/20(土) 20:14:54.83 ID:TAVDjEYRo [18/19]
提督「嫌なら……」

あきつ丸「……」

提督「すまん、意地悪が過ぎた」

あきつ丸「ほんとに反省してるでありますか?」

提督「してるしてる」


あきつ丸「なら、何でありますかこの手は……」

提督「つい」

あきつ丸「ついって……もう、しょうがないでありますね」


あきつ丸(……甘い味が、しますなぁ)

女「私は好きだよ、アンタの事」

1 名前:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/10(日) 23:31:08.78 ID:YSY4iPZSo [1/5]
友「……またここにいたんだ」

女「なんだ、お前か」

友「……今、何か隠した?」

女「お前が来るなら別に隠さなかったよ」

友「……身体に悪いよ」

女「言われなくても分かってるさ」

友「……もう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452436268


2 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/10(日) 23:34:15.34 ID:YSY4iPZSo [2/5]
友「……よいしょ」

女「ぷぁー……っと」

友「……そんなに美味しいの?それ」

女「お、試してみっか?」

友「……ご遠慮しておきます」

女「ちぇっ、つまんねーの」

友「……一本だけ、なら」

女「おっ?」

3 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/10(日) 23:35:38.25 ID:YSY4iPZSo [3/5]
女「ほれ、一本」

友「……はぐ」

女「顔、こっちに向けな。火付けてやるよ」

友「……こくこく」

女「……」

友「……?」

女「……ぷっ」

女「あはははっ」

友「??」

4 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/10(日) 23:37:30.73 ID:YSY4iPZSo [4/5]
女「わりーわりー、あんまり必死な顔してるもんだから……ひー、おかしー」

友「……むー」

女「吸いながらじゃないと火は付かないんだなこれが」

友「……そう、なんだ」

女「やっぱお前には似合わねーわ」

友「……そうかな、分からないと思うけど」

女「……ふぅー」


女「なんかあったのか?」

友「……」

5 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/10(日) 23:40:33.98 ID:YSY4iPZSo [5/5]
友「……なんにもないよ」

女「あっ、そ」

友「……」

女「……ふー」

友「……あなたは」

女「ん」

友「好きな人って、いる?」

女「随分急な質問だな」

友「……答えにくかったら、いい」

女「何も言ってねーだろまだ」

9 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 19:47:50.82 ID:n1OPOYoXo [2/14]
女「……いるよ」

友「……いる、んだ」

女「んだよ、いちゃ悪いか?」

友「……うぅん」

女「……ぷはー」

友「……ただ、少し驚いただけ」

女「似たような意味合いじゃねーかそれ」

10 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 19:57:10.10 ID:n1OPOYoXo [3/14]
女「そういうお前はどうなんだよ」

友「……?」

女「好きな奴とか、いねーのかって」

友「……私も、いる」

女「……へぇ」

友「……」

女「……」

11 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 20:01:08.50 ID:n1OPOYoXo [4/14]
友「……あ」

女「んな?」

友「……授業、始まっちゃう」

女「おう、行ってらっしゃい」

友「……じー」

女「ん?」

友「……授業」

女「あ、こらっ。返せ!」

友「……むー」

女「……はー、仕方ねぇ」

12 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 20:14:39.54 ID:n1OPOYoXo [5/14]
ヒソヒソ ヒソヒソ

女「……じー」

ビクッ

女「……はぁ」

女(だから来たく無かったんだが)

女(へなちょこなの癖にこういうとこは頑固だからなぁ)

女(ま、そういう所も……)

女(……あー、だりぃ)

13 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 20:32:37.01 ID:n1OPOYoXo [6/14]
女(どうすっかな、新しいの買うか……)

女「……ん」


友「……あ」

女「どうしたんだよ、それ」

友「……ん、少しね」

女「だから、少しってなんだよ」

友「……少しは、少しだよ」

女「……」

友「……」

14 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 20:43:00.68 ID:n1OPOYoXo [7/14]
女「あー、そうかい」

友「……」

女「そうだな、私には関係ねーな」

友「……そう、関係ない」

女「っ」


女「ならせめてタバコは返せよ」

友「……やだ」

女「あ?」

友「……」

女「……チッ」


女(なんだってんだよ、全くよ……)

15 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 21:10:09.44 ID:n1OPOYoXo [8/14]
女「……ふー」

女「……」

女(ダメだ、気になって仕方がねぇ)

女(確か書道部だったよな、あいつ……)

女「……あー」

女(うだうだ悩むのはらしくねぇな、行くか)

16 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 21:47:14.34 ID:n1OPOYoXo [9/14]
女「……」

女(文系の部室棟は静かでどうも苦手だ)

女(っと、ここだここだ)

女「失礼しまーすっと」


友「……?」

女「お、丁度いい。一人か」

友「……ど、どうしてあなたが?」

女「んー、そうだな……入部希望、ってのあどうだろうか」

友「……絶対、嘘」

女「失礼な」

17 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 22:17:29.26 ID:n1OPOYoXo [10/14]
女「楽しいのか?それ」

友「……楽しいとは少し違うかも」

友「……落ち着く、って感じかな」

女「ふーん」

友「……やってみる?」

女「え」

友「……入部希望、なんでしょ」

女「あ、あー……」

友「……はい、どうぞ」

女「よ、よーし。やってやらぁ」

18 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 22:29:52.36 ID:n1OPOYoXo [11/14]
女(くそ、指先が震えやがる……)

友「……肩の力、抜いて」

女「そうは言うがなぁ」

友「……んしょ」

女「お、おい」

友「……?」

女(こいつ着痩せするタイプだったのか……じゃなくて)

女「逆に書きづらいんだが」

友「……そうかな」

19 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 22:55:53.09 ID:n1OPOYoXo [12/14]
友「……そんなに力入れちゃダメ」

女「んなこと言ったってなぁ……」

友「……あっ」

女「げっ」

友「……」

女「わ、悪い。すぐに洗って……」

友「……大丈夫」

女「いや、染みになっちまうだろ。ほら」

友「……ダメッ」

女「……お前」

友「……っ」

20 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/11(月) 23:00:18.03 ID:n1OPOYoXo [13/14]
女「いつからだ」

友「……」

女「あいつらだな、それ以外ありえねぇ」

友「……大丈夫、だから」

女「大丈夫なわけあるか!」

友「……っ」

女「お前は大丈夫でも、私が大丈夫じゃない」

友「……無茶して欲しくない」

女「バカ、無茶してんのはお前だろ」

友「……」

ぎゅう

女「大丈夫だ、心配すんな」

友「……墨が」

女「げげっ」

23 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 00:42:56.32 ID:diulgApXo [1/24]
女「さて、と」

友「……」

女「帰るか」

友「……ん」


女「次からは隠さずちゃんと言えよ」

友「……約束は、出来ない」

女「聞こえねぇ、もっかい言ってくれ」

友「……約束は」

女「……じー」

友「……出来る限りは言う」

女「うむ」

24 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 01:00:43.91 ID:diulgApXo [2/24]
友「……私の家、こっちだから」

女「知ってるよ」

友「……あなたの家、向こうじゃ」

女「おう」

友「……」

女「別に私が遅くなっても誰も何も思わねーさ。そんな事よりお前の事の方が心配だ」

友「……あり、がと」

女「お、おう」

25 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 01:34:42.84 ID:diulgApXo [3/24]
友「……それじゃ」

女「あぁ、また明日な」

友「……うん、また明日」

女(さて、どこで時間潰すか……)

女「……ん?」

友「……はぁ……はぁっ」

女「どうしたんだよ、息切らせて」

26 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 01:58:44.95 ID:diulgApXo [4/24]
友「……これ」

女「ん、あぁ」

女(こんなもの返すためにわざわざ走って来たのか)

友「……それだけ、だった」

女「……待ちなよ」

友「……?」

友「……むぐ」

女「そら、顔をこっちに寄せな」

友「……」

女「そうだ、上手上手」

友「……ごっほ、げほげほっ」

女「ははは、吸いっぱなしだとそうなって当然だ」

27 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 01:59:12.80 ID:diulgApXo [5/24]
友「……まずい」

女「だろうな」

28 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage] 投稿日:2016/01/13(水) 01:59:39.23 ID:diulgApXo [6/24]


29 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 17:55:26.39 ID:diulgApXo [7/24]
友「……」

女「おいっす」

友「……遅かったね」

女「ちょいと野暮用でな」

友「……」

女「ちょっ、どこ触って……い、いちちっ」

友「……やっぱり、無茶した」

女「お前と会う前は日常茶飯事だったさ」

友「……」

30 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 18:03:18.16 ID:diulgApXo [8/24]
友「……ごめんね」

女「何で謝んだよ」

友「……私がこんなだから」

女「それは別にお前が悪いってわけじゃねーだろ」

友「……そう、かな」

女「まぁ、私の言葉じゃ信用ならねーってんならこれ以上何も言えないな」

友「……そっか」

31 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 18:25:38.81 ID:diulgApXo [9/24]
女「ふぃー……」

友「……じー」

女「ん」

友「……一本、いい?」

女「へ?」

友「……」

女「ん、あぁ。別に構わないけど」

友「……はぐ」

女「ほれ、火だ。気を付けろよ」

友「……ん」

32 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 19:21:57.96 ID:diulgApXo [10/24]
女「……ふぅー」

友「……ぷぁ……ごほっ」

女「大丈夫か?」

友「……うん、平気」

女「無理して吸わなくてもいいのに」

友「……別に無理なんて、してないよ」

女「ならいーけど」

友「……」

33 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 19:24:48.90 ID:diulgApXo [11/24]
友「……こほこほ」

女「……ふぃー」

友「……どうしたら」

女「?」

友「……どうしたらあなたみたいに、なれるかな」

女「急になんだよ」

友「……急じゃないよ」

34 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 19:37:30.11 ID:diulgApXo [12/24]
友「……あの日からずっと、思ってた」

女「あの日って……」

友「……あなたが私を助けてくれた、あの日」

女(あぁ、やっぱり)

友「……あの日からずっと、憧れてた」

女「あぶねぇぞ」

友「わ、ちちっ……」

女「灰皿、ほら」

友「……ありがと」

35 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 19:51:01.88 ID:diulgApXo [13/24]
女「こんなもんに憧れても仕方ねぇと思うが」

友「……そんなこと無い」

女「私はアンタの方が羨ましいけどな」

友「……どこが」

女「あー、んー……」

友「……」

女「……胸、とか」

友「……じとー」

女(あながち冗談ではないんだが)

36 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 20:09:10.21 ID:diulgApXo [14/24]
友「……帰る」

女「あー、待て待て」

友「……?」

女「その、だな……うん。私が言いたかったのは」

友「……言いたかった、のは?」

女「そのままのお前でいいじゃないかって事だ」

友「……」

女(……確実に伝わってない顔だな)

37 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 20:22:43.50 ID:diulgApXo [15/24]
女「私は今のアンタでも十分好きだ」

友「……」

女(って、何言ってんだ私は)

女「えーと……」

友「……私も、好き」

女「へっ」

友「……両想い?」

女「……そう、みたいだな」

友「……」

女「……」

38 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 20:27:11.41 ID:diulgApXo [16/24]
友「……いつから?」

女「強いて言えば最初から」

友「……一緒」

女「そうだったのか」

友「……じー」

女「?」

友「……胸とかって、そういう意味だったの?」

女「……改めて言われると恥ずかしいからやめろよ」

友「……ふふ」

39 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 20:41:09.46 ID:diulgApXo [17/24]
女「……ぬぬ」

友「……ぷっ」

女「わ、笑うなよ」

友「……ごめん、ごめん」

女(あの時の入部希望は本気じゃなかったんだが)

友「……」

女(これも悪くないな……)

友「……?」

40 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 21:15:31.22 ID:diulgApXo [18/24]
友「……胸?」

女「お前引っ張るな、それ」

友「……いいよ」

女「えっ」

友「……触る?」

女「嫌じゃないなら……ぜひ」

友「……ん」

41 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 21:36:27.57 ID:diulgApXo [19/24]
女「……」もみもみ

友「……んっ」

女(……こんな柔らかい物なのか)

友「……あ、ぅ」

女(どうやったらこんな大きさに……)

友「……」

女「……」

友「……満足?」

女「半々、と言ったところだろうか」

友「……何が?」

女「何がだろうか、自分でも分からん」

42 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 21:59:12.08 ID:diulgApXo [20/24]
友「……それじゃ、今度は私から」

女「私から?」

友「……ん」

女「へ?わっ、ちょ……」

友「……ちゅ、ん」

女「んー、んー」

友「……じゅる」

女「んぅーっ」

友「……ぷはっ」

女「はーっ……はーっ……」

43 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 22:16:17.03 ID:diulgApXo [21/24]
友「……これでお相子」

女「なわけあるか」

友「……ごめん」

女「いや、別に嫌では無かったが」

友「……私も」

女「ん」

友「……私も、大好き」

女「そう言われながら迫られると拒絶できなくて困る」

友「……ふふふ」

44 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 22:36:02.22 ID:diulgApXo [22/24]
友「……」

女「……今度からは人の気配に気を付けような」

友「……うん」

女「さて、帰るか」

友「……ぎゅっ」

女「手、冷たいな」

友「……あなたが、温かいんだと思う」

女「そうかねぇ」

友「……そう、きっとそう」

女「お前が温まるならそれでいいや」

友「……ん」

45 自分:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga] 投稿日:2016/01/13(水) 22:36:45.39 ID:diulgApXo [23/24]
女「……温かくなってきた」

友「……ん、温かい」
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花見月

Author:花見月
主に2ch系掲示板で自分が書いたSSを纏めてます
思い出したものからかたっぱしに記事にするので順不同で

twitterでも更新報告したりしてます
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